8月後半に現場見学会を実施させていただくお宅を特集していきます。
インテリアや間取り、土地まで魅力がたくさん詰まった新築を一早くみなさんへお伝え。
現場見学会に来場いただく前に、見ていただきたいポイントを予習して、みなさんの家づくりの参考にしてください。
それでは早速、今回の現場見学会のお宅のポイントです。
・木目の天井を考えている方には、クロス or 羽目板のメリットとデメリットを考えることと、実際に見て体感で決めると良いでしょう ・アイランドキッチンは開放的で使いやすい一方、油やニオイの飛散などで注意すべきポイントがあります ・収納は棚を造り付けておくことで、使いやすさ・整理しやすさが大きく変わってくる ・モダンな雰囲気のアクセントクロスを採用しており、実際に見て体感ください |
1. リゾート風リビングのポイント
今回の現場見学会を行う家のリビングは、リゾートホテルのようなインテリアで仕上げられています。
それでは、リビングを中心に見てほしいポイントを3つ紹介していきます。
1-1. 木目調の天井
まず目に入るポイントは木目の天井です。
素材は木目調クロスで仕上げていますが、メリットはコストが安価に仕上げることができることです。
クロスなので、羽目板という実際の木材を使った仕上がりに比べ立体感はありませんが、最近のクロスは印刷の技術も向上しているので、雰囲気を演出する分には十分です。
羽目板の仕上げでは高級感や立体的な素材感を楽しむことができる一方、コストはどうしても高額になってきます。
ぜひ、天井を一般的なホワイトのクロスではなく木目にしたい方、またクロスと羽目板どちらがいいかな?と迷っている方は、現地で見ていただくことをオススメします。
コラム ~木目天井で知っておくと良いポイント~ ・天井を木目で仕上げると、一気におしゃれなデザインになる ・色が濃い木目を使うと天井が低く、暗く感じられる場合がある ・天井はサンプルなど小さい面積で見るより、少し濃く感じられる傾向がある ・同系色で揃える場合以外は、天井の色選びはシミュレーションや、施工事例などをしっかり確認しておきましょう ・クロスで仕上げると、実際の羽目板を使った場合に比べて安価で仕上げることができる反面、素材感や高級感を出しにくく、のっぺりした感じになる |
1-2. アクセントカラー・ブラックとの組み合わせ
インテリアを仕上げていくとき、1色で統一するのも良いですがアクセントカラーと呼ばれる、異なる色を入れることで空間がより洗練されていきます。
今回は濃い茶色(チェリー色)をベースカラーに、アクセントカラーはブラックという設計です。
キッチンがアイランドになっていることから、レンジフードのダクトを通すためキッチン周辺が下がり天井になっていますが、ここをアクセントカラーのブラック色にしています。
さらに間接照明を埋め込むことで、むしろ魅せるおしゃれなポイントにしています。
また建具のハンドル・丁番やダウンライトも、マットブラックにコーディネートして統一感を出しています。
コラム ~アイランドキッチンの下がり天井~ ※左:パナソニック 右:LIXIL ・アイランドキッチンの場合、レンジフードから外壁側に向かってダクトを通す必要があるため下がり天井を採用することが多い ・キッチンまわりだけ下がっていることが気になる場合、1階全体の階高(1階の床面~2階の床面までの高さ)を上げる必要がある ・1階全体の階高を上げてしまうとコストが大幅に上がるため、キッチンまわりの天井だけ下げることでコストを最小限に抑えることが多い ・天井の下がり部に違和感が出ないよう、間取りと組み合わせて目立たないようにするか、むしろアクセントカラー・照明などでおしゃれに工夫する方法がある |
1-3. タタミコーナー
リビングに隣接して、建具がない和室(タタミコーナー)を設けています。
建具があると引き戸を収納するための「袖壁」が必要となってくるため、プランニングにおいて制約が出てきます。
今回の実邸では、建具を設けていませんが、建具が必要になった場合に備え、リフォームがしやすいように下地があらかじめ入れてあります。
建具でなくとも、ロールスクリーンであればDIYでも取り付けできますね。
最近は、和室を客間として使うことも少なくなっており、「建具のないタタミコーナー」を考えている方はぜひご覧ください。
1-4. アイランドキッチン
家事動線としても、料理をするスペースとしても開放的で使いやすいアイランドキッチンを採用。(パナソニックのラクシーナ)
玄関から冷蔵庫までのアクセスがしやすい動線で、買い物した食材をパッと冷蔵庫まで持っていくことができます。
そして床材と同じパナソニックの色でコーディネートしており、色の統一感もバッチリです。
またキッチン本体のポイントは、年末の掃除で大変なポイントとして上位にくるレンジフード。
普段の掃除は、油を約8割補習する「ラクウオッシュプレート」を、1年に1回食洗機に入れればOK、一番掃除でネックなファン本体は、10年間お掃除が不要となっている「ほっとクリーンフード」がおすすめです。
お手入れがしやすく、大掃除の負担を減らしてくれるレンジフードです。
また、アイランドキッチンは調理臭や油が拡散しやすいため、上昇気流が少ないIHが良いでしょう。
アイランドキッチンなど、オープンなキッチンが気になっている方はこのあたりのポイントを是非見に来てください。
2. 収納でみるべきポイント
つづいて、気になる方が多い「収納」についてです。
2-1. ウォークインクローゼット
2階の主寝室では、I型のウォークインクローゼットを採用しています。
あらかじめ収納棚をしっかり設けておくことで、新築に引越してから衣装ケースを必要以上に買う必要もなく、生活感を出しにくいことと同時に整理整頓もしやすくなります。
衣装ケースは生活感がにじみ出る原因にもなりますよね。
ちなみに、今回採用している収納は、南海プライウッドのノエル3という収納パーツです。
サイズや用途に応じて、自由にプランニングできる収納パーツになっており、使い勝手もよいですよ。
2-2. シューズクローク
ちょうど1帖ほどの面積に、シューズクロークを設けています。
最小限のスペースに最大限の棚を設置しており、開閉も上吊りの折戸で手軽な設計にしています。
ウォークイン型になると面積も大きくなって建築コストも高くなってしまう?
ウォークイン型でなくても、十分な収納量があるのかな?
といったように、玄関収納に悩んでいる方にぜひ見ていただきたいシューズクロークになっています。
3. アクセントクロス
個々の居室は、自分の好きなコーディネートにアレンジする方もいらっしゃいます。
こちらの見学会邸では、家全体のベースカラーをチェリー色で統一していますが、各居室にアクセントクロスでオリジナリティを出しています。
アクセントクロスは、部屋の一番面積が広い場所、もしくは机やベッドが接地する面がオススメです。
特に今回は、モダンなアクセントクロスを使っており、濃い色を採用したい方やモダンなインテリアにしたい方は実際に貼った時の雰囲気をご覧ください
4.現場見学会は8月27日
今回の見学会をさせていただくお宅のポイントから、見るべきポイントや特徴を中心に解説してきました。
実際にはご覧いただいて体感して頂くと、ご自身が描いていたイメージと異なることもあります。
特に木目天井や収納スペースの大きさなど、実際に見学会でご覧いただくことをおすすめします。
見学会は8月27日になっており、予約はこちら(高浜市二池町F棟)から!