今回は新築を検討するとき、お風呂の設計やプランニングで知っておくとトクする豆知識を紹介していきます。

お風呂の大きさ、選ぶとトクする仕様など、ショールームへ行く前に読んでおくと参考になるでしょう。

 

なお、お風呂で特に気になるポイントである「掃除・清掃」については、「掃除が大変!新築にしたらスッキリさせたい!お風呂の清掃・収納術」でも紹介していますので、併せてご覧ください。

それでは、今回の記事の要点を最初にみていきましょう。

 

  
・お風呂の大きさは1坪サイズでも十分に足を伸ばして入浴できる
  
・節約が気になる方は高断熱浴槽!補助金の対象にもなります
  
・入浴剤の代わりになり、泡で汚れを落としたり、ポカポカが長続きする設備があります
  
・ドアは使い勝手・清掃性・将来的な側面で、開き戸もしくは引き戸がおすすめ
  
・お風呂の窓は無くてもよい(窓を開けていると、本来の機能を果たさなくなる)
  
・手すりは将来的なことも考えて、場所を考えた上で多めに設置しておきましょう
  

  

1. お風呂の大きさは1坪でも十分

新築にしたら大きなお風呂にしたい!と思う方も多いのではないでしょうか。

特にお風呂が好きなご主人さんは、脚を伸ばして浴槽につかりたい、というご要望で1.25坪~の大きなお風呂を要望される方もいらっしゃいます。

しかし結論としては、身長が180cmぐらいある方でも1坪タイプのお風呂でも、脚を伸ばして浴槽に浸かることができます

  

1-1. 半身浴を楽しめる浴槽もある

出典:LIXIL

また、浴槽の種類が各社のお風呂で選択できますが、半身浴ができるような浴槽があります。

浴槽の片側に座れるような形状になっていますが、ここに座れば身長の高い方でも脚を伸ばせたり、肩まで浸かりたい場合は深い方に座ることでしっかり浸かれます。

  

また半身浴の浴槽は、お湯を節約する効果があります。

LIXILのお風呂では満水容量を35L削減することができ、約2割の電気代・水道代の抑制に繋がります。

1.25坪より大きいお風呂になってくると、電気代・水道代も増加してきますので、大きなお風呂を希望される方は、このあたりのデメリットも検討しておきましょう。

  

2. 高断熱浴槽の節約効果は年間4,300円

 

出典:パナソニック・カタログ

 

高断熱浴槽とは、浴槽を保温するような断熱材と、断熱効果の高い風呂フタを組み合わせることで、浴槽のお湯の温度を下げにくくする効果があります。

 

浴槽のお湯の温度を下げにくくすると何が良いのか?

それは「追い炊きの回数を減らすことで光熱費の抑制」につながります。

家族が同じタイミングで入るから不要では?と思う方も中にはいますが、入浴中のお湯の温度低下も抑制できるので、追い炊きを減らせます。

パナソニックの試算では年間で約4,300円の節約効果があり、光熱費が上がっている昨今には嬉しい機能です。

 

2-1. こどもみらい住宅支援事業の対象

22年度限定の補助金である、「こどもみらい住宅支援事業」でも、高断熱浴槽の補助金の対象です。(リフォームでも対象になります ※新築の場合は建物条件で満額もらえるため関係ない可能性高)

補助金額は24,000円/戸となっており、節約できるうえに補助金対象にもなっており、オトクな浴槽になっています。

なお、風呂フタとセットで効果が100%出るため、補助金をもらうためには風呂フタも高断熱タイプでないと対象になりませんので注意しましょう。

  

3. エコキュートの場合)使えない入浴剤がある

入浴剤を使っている方も多いのではないでしょうか。

実は、エコキュートでは使用できない入浴剤があることをご存知ですか?

生薬成分・硫黄を含んでいたり、バブルタイプの入浴剤は、追い炊き等の際に配管に入り込むとエコキュートの故障の原因になることがあります。

 

出典:パナソニック・カタログ

推奨されている入浴剤があるので、こちらを使用するとともに、配管の自動洗浄を「入」にしておきましょう。

  

3-1. パナソニック美泡湯(びほうゆ)なら入浴剤要らず?

そこでおすすめしたいのが、パナソニックの「美泡湯」(びほうゆ)です。

  

 

美泡湯とは、微細な泡をお湯の中に放出しお湯を白くする機能で、導入いただいた方の満足度は92%と高いです。

 

満足度が高い理由は2つあり、1つ目は「入浴しているだけで汚れがよく取れること」です。

微細な泡には、毛穴や皮脂を取る効果がありますが、テレビCM等でも話題のミラブルシャワーも同じような効果になっており、美泡湯を使うと「いつもより浴槽にたくさんの汚れが浮いている」という感想もよく聞きます

 

そして2つ目は「39℃のお湯でも、ポカポカが長続きすること」です。

熱いお湯は身体にも負担が大きいですが、39℃だとすぐ身体が冷めてしまう、と悩んでいる女性の方も少なくないのではないでしょうか。

美泡湯は泡を拡散する過程で、お湯をゆっくりかき混ぜてくれるため、身体全体に暖かさを均一に行き渡らせてくれます。

このことから、ミルクのようなお湯になる美泡湯は色だけでなく、機能的なメリットも大きいため人気が高いです。

  

4. ドアは開き戸or引戸がオススメ

コストを考えると、お風呂の入口のドア形状は折戸が一番安いです。

しかし、折戸に比べて掃除がしやすいことと、コストが高すぎないという2点から、一般の方には開き戸がおすすめです。

 

一方、引き戸は一番コストが高くなりますが、将来的な長い目で見ると小さいお子さんから高齢の方まで、様々なリスクをもっとも少なくできるドアです。

手を挟む危険性が低いことや、身体が不自由になった際にも介助対応がしやすいことが理由です。

お住まいになられる家族の年齢などを考慮して決めると良いでしょう。

 

5. お風呂の窓はなくてもOK

お風呂の窓を設ける理由を、冷静に振り返ってみましょう。

換気のため? 外の景色を見るため? あかりとり?

おそらく多くの方は、浴室内の湿気を心配されて窓を設ける方が多いと思います。

考え方次第ではありますが、実は窓がなくても換気扇をしっかり回しておけば、湿気でカビが発生するリスクは減らすことができます。

 

※ダイシンホーム作成

むしろ、お風呂の窓を開けていると浴室内だけしか換気がされず、洗面脱衣室や建物全体の換気がしっかり行き届かない可能性の方が高くなります

これを「ショートサーキット」と呼びますが、実はお風呂の換気扇は「建物全体の換気を確保する一部」となっており、浴室内だけで換気が完結してしまうと、必要な換気量が確保できないことになります。

窓は掃除が面倒くさいことや、窓1個分のコストも掛かってくるため、特にこだわりがなければ無くても良い設備であると言えます。

 

6. 風呂内の手すりは必須

特に高齢者にとって、お風呂は危険な場所の1つでもあります。

長く住んで頂くことを前提に新築してもらうことから、ダイシンホームでは手すりの設置もおすすめしています。

そこでポイントになってくるのが、「どこに手すりを設置するのが効果的なのか」という疑問です。

使用する方の身体の状況で異なりますが、一般的におすすめしている箇所は、上図の⑤・⑥・②です。

 

 
優先順位1位/⑤:浴槽を跨ぐ際に、片足立ちになり危険がもっとも高くなります。シャワーフックのバーが握り棒兼用になっているタイプもあります。
  
優先順位2位/⑥:浴槽に浸かる際に溺れることを防止したり、浴槽から立ち上がる際に便利です。
  
優先順位3位/②:ドアを開閉する際に身体を後ろに安定させます。
 

使われる方の状況を加味して、後から設置することもできますので、手すり1本の増設なども当社へお気軽にご相談ください。

  

7. まとめ

実際には、お風呂はショールームで現物を見ながら選んでいただくことが多いですが、事前にこのような情報を知っていると各種パーツを選ぶときの参考になるのではないでしょうか。

今まで「なんとなく」で考えていた部分も、今回の記事を参考に「ハッキリ」させていただければ幸いです。

 

ダイシンホームではパナソニックのシステムバスを標準的な設定にしていますが、パナソニック以外のメーカーでも選択できますので、ご希望のお風呂のメーカーやシリーズなどありましたら、お気軽にコーディネーターや営業にご相談ください。

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