今回は、2022年に注目の補助金である「こどもみらい住宅支援事業」を紹介します。

どうやったら対象なの?私たちはもらえる補助金?分譲住宅を購入しても貰えるの?といった様々な不安があると思います。

こちらの記事では、補助金の内容をわかりやすく解説していきますので、これから新築を検討している方も、まずはこちらのブログを参考にしてみてください。

それでは、まず冒頭に「こどもみらい住宅支援事業」の気になるポイントを抑えましょう。

   
・補助金額は、ZEH住宅の性能があれば100万円。長期優良住宅や認定低炭素住宅でも80万円!断熱性能と一次エネルギー等級をクリアしていれば60万円。
  
・2021年4月1日時点で夫婦のいずれかが39歳以下、もしくは同日付けで18歳未満のお子さんがいる家庭は対象!(年収制限等はナシ!)
  
・注文住宅でも、分譲住宅でも対象!世間一般的な新築、ほぼ全棟が対象になるので申請は早めに!
  
・交付申請の予約は2022年3月頃に開始予定!新築検討中の方は早めに!
  
【最新情報】こどもみらい住宅支援事業を使ってオトクに新築!

1.気になる補助金額は最高100万円!

まずみなさんが一番気になる、補助金の金額ですが3段階に分かれています。

3段階は、新築する住宅の性能に合わせて補助金額が決まっていますが、より高性能な仕様にすることで補助金額も高くなります。

・ZEH住宅:100万円 / 戸

・高い住宅性能を有する住宅:80万円 / 戸(長期優良住宅・認定低炭素住宅・性能向上計画認定住宅)

・一定の省エネ性能を有する住宅:60万円 / 戸

このようなランクと、補助金の設定があります。

それぞれに必要な住宅性能をこちらにまとめています。(愛知県で新築する場合)

ZEH住宅・断熱性能(UA値):0.60W / ㎡・K 以下・一次エネルギー消費量の削減率:20%以上・太陽光発電:必要
高い住宅性能を有する住宅・断熱性能(UA値):0.87W / ㎡・K 以下・一次エネルギー消費量の削減率:10%以上・太陽光発電:必須ではない
一定の省エネ性能を有する住宅・断熱性能(UA値):0.87W / ㎡・K 以下・一次エネルギー等級:4等級を満たす
こどもみらい住宅支援事業 対象住宅区分け

これらの住宅ごとの性能は、ダイシンホームでもご希望に応じた性能での設計が可能ですが、60万円にあてはまる「一定の省エネ性能を有する住宅」は、最低限のレベルであり、世間一般的な新築住宅はほぼ全て該当してきます。

ダイシンホームの標準仕様は、このランク分けにあてはめると、「高い住宅性能を有する住宅」に該当します。

断熱性能や間取り、そして太陽光発電などの設計によってZEHレベルの設計も可能になっています。

土地の費用もローンに組み込む方が多いので、イニシャルコストとのバランスも考慮する必要がありますが、ランニングコストまで考えるとZEH住宅で100万円もらうパターンがオススメです。

2.もらえる世帯に年齢条件がある!

「こどもみらい住宅支援事業」で注意すべき条件は、世帯の「年齢」です。

こどもみらい住宅支援事業の対象者

以下のいずれかに該当すれば対象になります。

①子育て世帯:申請時点において、2003年4月2日以降に出生した子を有する世帯

②若者夫婦世帯:申請時点において夫婦であること。夫婦いずれかが1981年4月2日以降に生まれた世帯

この2つの条件のいずれかに該当する必要があります。

カンタンに言い換えれば、18歳未満のお子さんがいる家庭もしくは、ご夫婦のいずれかが39歳以下であることです。

住まい給付金など、所得による制限がある制度もありますが「こどもみらい住宅支援事業」は、年齢制限はあっても所得の制限はありません。

3.スケジュールを確認!まず申請開始は2022年3月頃

つづいて、スケジュールの確認になります。

注文住宅の場合と、新築分譲住宅では若干異なりますので、それぞれで解説していきます。

【最新情報】こどもみらい住宅支援事業 スケジュール

出典:国土交通省・資料

3-1.新築注文住宅

・請負契約期間:2021年11月26日 ~ 遅くとも2022年10月31日

・交付申請期間:2022年3月下旬 ~(予約も3月下旬頃~開始)

・完了報告期間:~ 2023年5月31日

ダイシンホームは既に事業者登録が完了していますので、まずは新築の設計図などを検討し、断熱性能等を計算した書類が揃えば申請が可能になります。

申請は22年3月頃から順次開始になりますので、まず必要なことは「申請できるレベルまで設計を固めること」です。

キッチンの色などまで決める必要はありませんが、間取りや窓のサイズ、部屋の大きさ等の断熱性能など関わる部分等は確定させないといけません。

3-2.新築分譲住宅

・売買契約期間:2021年11月26日 ~ 遅くとも2022年10月31日

・交付申請期間:2022年3月下旬頃 ~(予約も3月頃~開始)

・完了報告期間:~ 2023年5月31日

分譲住宅で注意が必要なことは、「事業者登録を行った後に建築工事に着工する建物」が対象となることです。

「こどもみらい住宅支援事業」は2022年に初めて創設された補助金で、ダイシンホームに限らず、2022年1月以降に「事業者登録」を行っています。

そのため、ダイシンホームで持ち合わせている分譲住宅全てが対象となるわけではなく、22年1月以降に着工する分譲住宅が対象です。

正確に対象となる物件は、担当者に相談してください。

4.こどもみらい住宅支援事業は近年まれに見る「もらいやすい」補助金!

「こどもみらい住宅支援事業」は令和3年度の補正予算で緊急で組まれた補助金であり、昨年はこの制度はありませんでした。

継続的に続く補助金かどうかは不明ですが、来年も同じ補助金がある可能性は低いでしょう。

新築の予定を近々で検討しているのであれば、最近では珍しく「使いやすい」「もらいやすい」「補助金額も高額」な、” おいしい ” 補助金です。

4-1.もらいやすい分、早くなくなるリスク大!

” おいしい ” 補助金の反面、注意もあります。

それは「早めに予算がなくなる可能性が高いこと」です。

特に断熱などにこだわっていない、一般的な性能の新築でもクリアできるレベルでも補助金が出てしまうので、補助金は早いもの勝ちであるが故に申請を早くするに越したことはありません。

また新築だけでなくリフォームでも補助金が出ますので、さらに補助金は日ごとに無くなっていきます。

総予算が542億円となっており、単純に80万円で割り算すると約6.7万棟分となり、100万円で割り算すれば約5.4万棟と、平均すれば約6万棟分に割り当てられることになります。

年間着工棟数が約40万戸(集合住宅を除く)ですので、こちらも単純に月割で考えれば約2ヶ月足らずで終わってしまう計算です!

5.まとめ

補正予算で組まれた補助金ですので、タイミングが合った方のみになってしまう可能性が高い補助金ではありますが、補助金はこれだけではありません

毎年、4月頃には新しい年度がスタートする関係から、新しい年度の補助金がスタートするタイミングでもあります。

昨今、人気の高い補助金である「ZEH支援事業」は例年、ゴールデンウイーク付近に募集が開始されます。

タイミングが間に合わなかった!という方も諦めず、令和4年度のZEH補助金などの制度を上手く利用して家づくりをオトクにすすめていきましょう

ダイシンホームでも、補助金を活用した家づくりの計画もご案内させて頂きますので、お気軽にご相談ください。

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